会社の登記申請が完了し、会社設立ができたとしても、その後にいろいろとやるべきことや届け出などが必要です。ここでは、その主なものについて説明します。
☆このページのPoint
〇法人口座開設の注意点
〇許認可申請について
〇銀行口座の開設
会社が設立されたらすぐに法人口座の開設が必要ですが、個人の銀行口座の開設と少し異なりますので注意が必要です。
銀行での法人口座の開設は審査も厳しいのでしっかりとした準備をしましょう。また、銀行にはメガバンク、地方銀行、信用金庫、ゆうちょ銀行、ネット銀行がありますが、審査落ちの可能性を考えて、複数種類の銀行に口座開設を行うことも考えましょう。店舗のある銀行への口座開設は、会社の代表者本人が直接出向き口座開設を行ってください。
〇口座開設に用意すべきもの(銀行によっては不要な場合もあります)
・会社の商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・会社の定款
・会社の実印
・会社の印鑑証明書
・銀行印(銀行に届け出る予定の会社の印)
・代表者の実印
・代表者の印鑑証明書
・代表者の身分証明書(運転免許証など)
・法人設立届出書の控え(税務署に届け出たもの)
また、オフィスの賃貸借契約書や、事業計画書、会社案内などがあれば準備しておくのが良いでしょう。
〇許認可の申請について
多くの業種において開業の前に官公署への許認可が必要です。通常、許認可は法人の設立後に行いますが、業態によっては事業所の広さや施設、設備が許認可の条件となる場合も多いですので、会社の設立準備時から許認可を考えて行動しましょう。
皆さんもご存じのように、飲食店や運送業、介護サービス事業、建設業、酒類販売、風俗営業、労働派遣業等々で許認可が必要です。また、学習塾やネイルサロンなどは許認可は不要です。
許認可といっても、業態によって届出、登録、認可、許可、免許の違いがあります。届出は比較的容易ですが、許可、免許は行政機関の審査も厳しいですので、しっかりと準備をしましょう。
許認可に関しては、後日詳しくブログで解説させていただく予定です。
次のブログでは、会社設立後にやるべきこととして、役員報酬の決定について説明させていただきます。
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